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住所えらびバーチャルオフィス・事業用住所の比較
基礎知識

バーチャルオフィスのデメリット|登記・口座・郵便・業種で起きる制約を公式情報で整理

調査日 2026-10-26・公開日 2026-10-28

結論迷っているあなたへ、先に答えを書きます

法人登記に使いたい人は、会社ではなくプランで登記の可否を確かめる。最安プランは登記不可のことがある

12社の比較表を見る
5社登記できないプランがある会社(12社中)
9社公式ページで審査に言及している会社(12社中)
270円→1,430円METSのライトと、登記できる最安プランの月額
開業届書く住所欄特商法の表記公開する住所法人登記本店の住所郵便物受け取り・転送
1つの住所で、書く場面・出す場面が分かれます。タップで各記事へ。
  1. 1デメリット1:最安プランでは登記できないことがある
  2. 2デメリット2:郵便を受け取れないプランがある
  3. 3デメリット3:法人口座の開設は、別の審査になる
  4. 4デメリット4:固定電話番号に条件がある
  5. 5デメリット5:許認可が必要な業種は、事務所の実体を求められることがある
  6. 6知っておきたい点:住所は共有され、契約に審査がある

読む前に押さえる点

  • 登記できないプランがあるのは12社のうち5社。いちばん安いプランをそのまま選ぶと登記に使えないことがある
  • 月額が最安のプランは、郵便を受け取れないことがある(METSライト・GMO転送なし・DMMミニマム)
  • 法人口座の開設は銀行が決める別の審査。保証をうたう社も、保証しないと明記する社もある
  • 許認可が必要な業種は、登記できても事務所の実体を求められることがある

対象となる人バーチャルオフィスを検討していて、契約してから困ることを先に知っておきたい人

見落とすと困る点この記事は、公式ページと条文で確認できた制約だけを並べたものです。口座開設の可否や住所の信用度の見通しは示していません。料金・条件は変わるため、申し込む前に公式ページで確かめてください。

あなたの場合はどれ?(条件別の選び方)

バーチャルオフィス12社の公式ページを2026年10月26日に確認した場合

法人登記に使いたい人
会社ではなくプランで登記の可否を確かめる。最安プランは登記不可のことがある
税務署や銀行からの郵便を受け取りたい人
郵便を扱うプランか、転送の頻度と料金を比べる
許認可が必要な事業をする人
先に所管官庁へ事務所の要件を確認してから契約する
法人口座を作る予定の人
口座は銀行の審査。各社の提携・保証の条件を公式ページで読む
この記事の内容
  1. デメリット1:最安プランでは登記できないことがある
  2. デメリット2:郵便を受け取れないプランがある
  3. デメリット3:法人口座の開設は、別の審査になる
  4. デメリット4:固定電話番号に条件がある
  5. デメリット5:許認可が必要な業種は、事務所の実体を求められることがある
  6. 知っておきたい点:住所は共有され、契約に審査がある
  7. 契約前に確認する5つのこと
  8. 調べた資料

バーチャルオフィスは、月額が安く、住所だけを借りられる便利な仕組みです。一方で、契約してから「このプランでは登記できなかった」「郵便が届かない」と気づく人もいます。

この記事は、公式ページと条文で確認できた制約を5つに分けて並べます。バーチャルオフィスがよいか悪いかの評価はしません。確認日は2026年10月26日です。

デメリット1:最安プランでは登記できないことがある

登記の可否は、会社ごとではなくプランごとに決まります。12社のうち5社には、登記できないプランがあります。

サービス 登記できないプラン 登記できる最安プラン(月額・税込)
METSバーチャルオフィス ライト 270円、ネットショップ 550円、ビジネス 1,100円 ビジネスプラス 1,430円(12か月一括)
GMOバーチャルオフィス 転送なしプラン 660円 月1転送プラン 1,650円
DMMバーチャルオフィス ミニマムプラン 660円 ベーシックプラン 2,530円〜(年間契約)
レゾナンス ネットショップ住所貸しプラン 550円 バーチャルオフィスコース 990円
NAWABARI ネットショップ運営プラン 1,100円 ビジネスプラン 1,650円(年間契約)

月額の一覧で最も安い金額が、登記できる金額とは限りません。登記に使うなら、表の右の列の金額で比べてください。詳しくはバーチャルオフィスで法人登記はできる?にまとめています。

デメリット2:郵便を受け取れないプランがある

月額が最も安いプランは、郵便を扱わないことがあります。

  • METS ライトプラン(270円/月):郵便サービス(保管・通知・来店受取・転送)がすべて利用できない
  • GMO 転送なしプラン(660円/月):来店受取を含む一切の郵便物受取ができない
  • DMM ミニマムプラン(660円/月):返品/返送品・個人事業主の税金関連書類のみ

開業届や法人登記に住所を使うと、税務署や法務局からの郵便が届く可能性があります。受取できないプランは、Webサイトや名刺に住所を載せるだけの用途に向きます。

受け取れるプランでも、転送頻度と料金は社によって違います。たとえばナレッジソサエティは、週1回の転送は月額4,950円に含まれますが、LINEでの到着通知は月1,100円の別料金です。転送の条件はバーチャルオフィスの郵便物はどう届く?で12社を比べています。

デメリット3:法人口座の開設は、別の審査になる

法人口座を開設できるかどうかを決めるのは、バーチャルオフィスの運営会社ではなく金融機関です。犯罪収益移転防止法の特定事業者である銀行は、独自に本人確認を行います。バーチャルオフィスを契約できたことと、その住所で口座が開設できることは別です。

各社の公表内容には、次のような違いがあります。

  • バーチャルオフィス1:「法人口座開設保証®」を掲げ、所定の条件で開設できなかった場合に入会金と基本料金を返金
  • デジラボ:「銀行口座開設を保証するものではありません」と明記
  • レゾナンス:金融機関ごとに開設状況を4つの状態に分けて公開

保証をうたう社を選ぶ場合は、適用条件(対象の金融機関、申込回数、返金の手続き)を契約前に公式ページで確認してください。口座が開設できるかどうかの見通しは、この記事では示しません。詳しくは法人口座が開設できるバーチャルオフィスにあります。

デメリット4:固定電話番号に条件がある

複数の社が、法人口座の開設に固定電話番号が関係する場合があると公式ページに書いています。

  • ユナイテッドオフィス:「法人で銀行口座開設には、固定電話の記載が必要な場合がございます」
  • ワンストップビジネスセンター:新規法人には、固定電話番号のあるビジネスプランを案内

ただし、固定電話番号を提供していない社もあります。DMMバーチャルオフィスは、2026年10月26日時点で提供されていません。バーチャルオフィス1も、基本プランには含まれず、オプションの電話転送は新規受付が停止中と記載されています。

03番号には、東京23区内などの区域内に活動拠点があることを条件にする社もあります。ユナイテッドオフィスは「東京23区内在住の方に限ります」、ワンストップビジネスセンターは活動拠点のない人には050番号を提供する、と書いています。

デメリット5:許認可が必要な業種は、事務所の実体を求められることがある

会社法上の「本店」として登記できることと、業法が求める「事務所」「営業所」は別の話です。次のとおり、法令や所管官庁の基準で事務所の実体を求める業種があります。

業種 根拠 事務所・営業所に求められるもの
宅地建物取引業 宅建業法第3条第1項ほか 営業の拠点としての実体、事務所ごとに専任の宅地建物取引士
建設業 建設業法第3条第1項ほか 請負契約の締結に係る実体的な行為を行う事務所
労働者派遣事業 厚生労働省の許可基準 事業に使用し得る面積がおおむね20㎡以上
有料職業紹介事業 職業安定法第31条ほか おおむね20㎡以上、またはプライバシーを保護できる区分
古物商 古物営業法第5条第1項 営業の本拠。帳簿や商品を保管する事務所・店舗を含む
行政書士・税理士 行政書士法第8条、税理士法第40条 業務を行う事務所の設置義務

登記はできても許認可が取れない、という状態がありえます。許認可が必要な事業を予定している場合は、契約前に所管官庁へ住所の要件を確認してください。条文ごとの詳細は許認可の確認が必要な業種にあります。

住所の使い方そのものに、各社の制限もあります。Karigoは、居住を示す住所(住民票など)には使えないと回答しています。デジラボは、アダルト・マルチ商法・ギャンブル・投資や融資などの金融に関わる事業を契約不可としています。

知っておきたい点:住所は共有され、契約に審査がある

バーチャルオフィスの住所は、他の利用者と共有されます。同じ住所に多数の法人が登記されることは、仕組み上避けられません。法務省は、商号と本店所在場所がどちらも同一の場合だけ登記できない(商業登記法第27条)と案内しています。商号が違えば同じ住所に登記できますが、登記の前に調べておくほうが安全です。

契約には、犯罪収益移転防止法にもとづく本人確認があります。12社のうち9社が、公式ページで審査に言及しています。書類がそろわなければ契約できません。「違法か、怪しいか」の整理はバーチャルオフィスは違法か・怪しいかにまとめました。

契約前に確認する5つのこと

  1. 選ぶプランが、登記に使えるプランか
  2. そのプランで、税務署・法務局・銀行からの郵便を受け取れるか。転送の頻度と料金はいくらか
  3. 法人口座を作る予定なら、提携・保証の条件と、固定電話番号の提供があるか
  4. 予定している事業に許認可が要るか。要るなら所管官庁が求める事務所の要件は何か
  5. 予定している事業が、その社の利用規約で禁止されていないか

やめるとき・乗り換えるときの条件はバーチャルオフィスの解約にあります。会社を設立するときの手順と費用はバーチャルオフィスの住所で会社を設立する手順にあります。登記できるプランだけで郵便の転送費用まで含めた1年目・2年目の総額は年間総額シミュレーターで計算できます。会社ごとの料金はバーチャルオフィス比較12社に並べています。

公式サイト・申込窓口

調べた資料(2026-10-26 時点)

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