独立したばかりの請求書の支払いをカードで延ばす|個人事業主・小さな会社が確かめること
調査日 2026-10-08・公開日 2026-10-08(更新日 2026-10-13)
結論迷っているあなたへ、先に答えを書きます
インボイス登録のない個人事業主に外注費を払う人は、振込先に個人事業主を認めているINVOYかラボルを確かめる
会計ソフト3社の比較を見る
読む前に押さえる点
- 入金より支払いが先に来る時期に、請求書カード払いで何が変わるか
- 個人事業主が申し込めるか、個人事業主あてに払えるか(6社)
- 取引先に知られるか
対象となる人開業したばかりで、売上の入金より先に支払いが来る個人事業主・小さな会社
見落とすと困る点支払いを延ばせるのはカードの引き落とし日までです。払うたびに手数料がかかり、カードの利用枠も使います。
あなたの場合はどれ?(条件別の選び方)
6社の公式サイト・FAQ・利用規約の記載(2026年10月8日確認)で、使える条件を比べた場合
- インボイス登録のない個人事業主に外注費を払う人
- 振込先に個人事業主を認めているINVOYかラボルを確かめる
- インボイス登録のある外注先に払う人
- INVOY・ラボルに加えて、FintoとSBPSも条件に合う
- 取引先に知られたくない人
- 6社とも取引先への連絡は不要か、行わないと書いている。振込名義を確かめる
- 手数料を比べたい人
- 払う予定の金額で、各社の公式サイトの料金ページを確かめる
開業して間もない時期は、売上の入金が来る前に、外注費や仕入れの支払い期日が来ることがあります。たとえば、売上が月末締め・翌月末払いで、外注先への支払いが今月末だとします。この場合、1か月ほど手元のお金で立て替えることになります。
この記事は、その間をつなぐ方法の一つとして「請求書カード払い」を扱います。個人事業主や小さな会社の目線で、使えるかどうかと、取引先に知られるかを確かめました。確認したのは各社の公式サイト・よくある質問・利用規約で、確認日は2026年10月8日です。
1. 請求書カード払いで変わること
請求書カード払いでは、サービス会社が先に取引先へ振り込みます。利用者は、カードの引き落とし日にカード会社へ払います。そのため、実際にお金が出ていく日を、カードの引き落とし日まで後ろにずらせます。
6社とも、延ばせるのは最大60日前後と書いています。ただし、カードの締め日と引き落とし日によって日数は変わります。
延ばしたぶん、払うたびに手数料がかかります。料率や計算のしかたは社ごとに違います。払う予定の金額で、各社の公式サイトの料金ページを確かめてください。
2. 個人事業主が使えるか
申し込む側は、6社とも個人事業主を対象にしています。気をつけたいのは、お金を払う相手(振込先)の条件です。外注先がフリーランスの場合、振込先も個人事業主になります。
| サービス | 振込先が法人 | 振込先がインボイス登録のある個人事業主 | 振込先がインボイス登録のない個人事業主 |
|---|---|---|---|
| INVOY | 使える | 使える | 使える |
| ラボル | 使える | 使える | 使える |
| Finto | 使える | 使える | 使えない |
| SBPS | 使える | 使える | 使えない |
| ワンバンク | 使える | 使えない | 使えない |
| マネーフォワード | 使える | 使えない(下の注) | 使えない |
※「インボイス登録」は、適格請求書発行事業者の登録のことです。 ※マネーフォワードは、よくある質問に「個人事業主発行の請求書に関しては、法人さまのみお申込み可能」とあります。一方、利用規約では「自然人(個人事業主を含みます。)への支払い」を禁止しています。この記事では、規約に合わせて「使えない」としています。
申込者が個人事業主の場合
- INVOY:利用者は「法人・個人事業主」。振込先は規約で「国内法人又は日本国内に在住する個人事業主」です
- ラボル:利用者は「日本国籍を有する満18歳以上の国内居住者又は日本国内に本店を有する法人」です
- Finto・SBPS:振込先が個人事業主なら、インボイス登録が条件です
- ワンバンク:規約で、振込先を「日本国内の法人に限る」としています
ワンバンクの規約では、申し込める会員は、法人と、国内に住所があり事業をしている個人事業主です。使えるカードはVisaとMastercardで、支払いは1回払いのみです(2026年10月13日確認)。
3. 取引先に知られるか
6社とも、取引先への連絡は不要か、サービス会社から連絡はしないと書いています。振込の名義は、利用者の名前や会社名、または利用者が指定した名前です。
そのため、取引先から見ると、ふつうの銀行振込と同じです。開業直後に、資金繰りの事情を取引先に知られたくない場合も、この点は6社とも同じ扱いです。
4. 使う前に確かめること
申込みの審査 INVOYは、財務審査なしで使えると書いています。ほかの5社は、登録時や申請のときに審査や内容の確認があります。必要な書類は、申し込む前に各社の案内で確かめてください。
カードの利用枠 支払いはカードの利用枠の中で行います。開業したばかりで枠が小さいと、大きな請求書は払えません。
自分あての振込はできない INVOY・Finto・ラボルは、自分の口座への振込を禁止しています。売上の入金を待つ間に、自分の口座へお金を移す使い方はできません。
5. よくある質問
開業届を出したばかりでも使えますか
申込者の条件として、6社とも個人事業主を対象にしています。開業してからの期間の条件は、この記事では確かめていません。申し込む前に各社に確かめてください。
外注先がフリーランスです。どこが使えますか
外注先がインボイス登録をしていなければ、INVOYかラボルです。登録していれば、FintoとSBPSも使えます。
手数料はどこが安いですか
振込先の条件と金額によって変わります。まず「2. 個人事業主が使えるか」の表で、使える社を絞ってください。そのうえで、各社の公式サイトの料金ページで手数料を確かめてください。
カードで払った外注費は、帳簿にどう残しますか
仕訳のしかたは、使う会計ソフトの案内に沿って記録します。個人事業主向けの会計ソフトは、会計ソフト3社の比較で料金と機能を並べています。
公式サイト・申込窓口
調べた資料(2026-10-08 時点)
- INVOY カード払い https://go.invoy.jp/lp/settlement/pay/
- Fintoカード後払い よくある質問 https://finto.jp/faq
- SBPS 請求書カード払い https://www.sbpayment.jp/service/b2b/invoice-creditcard/
- ラボル 利用規約 https://labol.co.jp/common/rules
- ワンバンク 請求書カード払い 利用規約 https://onebank.jp/lp/bips/terms/
- マネーフォワード 請求書カード払い よくある質問 https://mfkessai.co.jp/invoice-card-pay/faq
- マネーフォワード 請求書カード払い 利用規約 https://c.mfkessai.co.jp/pdf/terms/mfkessai/invoice-card-pay.pdf



